α-リポ酸って何?と思われている方も多いかもしれません。普段の生活では、あまり聞いたことがない成分だと思います。しかし、健康食品がお好きな方や、スポーツジム、エステサロンなどに行かれている方などは周囲で耳にしたことがあるかもしれません。

 

α-リポ酸は、別名「チオクト酸」といわれ、肉や野菜、果物にも含まれていますが少量しか含まれていません。体内でも少量合成され利用されているのでビタミン様物質として扱われています。α-リポ酸のユニークなところは、体の中で水溶性と脂溶性の両方の環境で働くことです。

 

α-リポ酸は、私たちの細胞の中、ミトコンドリアに存在し、心臓を動かしたり、呼吸したりするために必要なエネルギーを作り出しています。このエネルギーの元となっているのがATP(アデノシン三リン酸)。ATPは体の中に留めておくことができないので、絶えず作り続けないといけません。そのため、ATPがスムーズに作られないと疲労感や倦怠感、さらには生活習慣病などの病気を引き起こしてしまいます。

 

この働きを助けているのがα-リポ酸です。

 

α-リポ酸は、もともと糖尿病の合併症の治療薬や疲労時の栄養補給、肝機能の向上などの治療薬として使用されていました。しかし、1990年代にα-リポ酸が、生活習慣病や動脈硬化、老化などの原因とされる活性酸素を抑える抗酸化力を持っていることが判明し、一躍注目され、現在では健康食品への利用も認められるようになっています。

 

それまで、活性酸素が様々な病気の一因であることは知られていいませんでした。しかし、活性酸素と抗酸化作用の重要性が判明したことで、α-リポ酸への注目度は、ますます上昇しています。

 

※このコラムで紹介した情報は、一般的な知識のみを目的としたものであり、栄養素の効果・効能を保証するものではありません。
※専門的な医学的アドバイスや特定の病状に対する治療の代わりとはなりません。